頭痛と食品

こんにちは

院長の藤原です。

 

偏頭痛の原因となるものはいくつかありますが、その中の一つに食べ物由来があります。

偏頭痛と食べ物って関係あるの?と思われるかもしれませんね。

 

先日もチョコレート大好きの女性の方がいて、「食べ始めると一袋食べてしまう、何なら食事の替わりにもする」と言う方がおられました。

食べ過ぎですよね~!理由を説明して、一週間ほど控えていただきました。

後日その結果を聞くと、頭痛がかなり和らいでいると喜んでおられました。

 

その理由とは?

まず偏頭痛を引き起こす、または助長するものとして

チョコレート、チーズ、ワインなどが有名ですが

その他にもニシン、タラコ、ビール、味噌、ヨーグルト、レーズン、ココア・・・

これらの発酵食品に多く含まれるチラミンという物質が引き金となることが多々あります。

 

このチラミンがどのような作用をするのか?

チラミンを多く含む食品を短時間に多く食べてしまうと、一時的に交感神経を過剰に活性化させることになり、脳血管の収縮が起こります。

そして食べるのやめると今度は拡張に転ずることになるのです。

(チョコレートを食べ過ぎると鼻血が出るのはこのためです)

 

偏頭痛も発作が起こる前に血管の収縮が始まり(この時に予兆として、閃輝暗点や眠気、生あくびなどが出るかたがいます)そののちに拡張して痛みが起こります。

チラミンの過剰摂取と片頭痛のメカニズムが同じなのです。

 

もしこれらの食べ物を過剰に摂っていると心当たりがある方は一定期間やめてみて、ビフォーアフターを比べてみてはいかがでしょうか?

偏頭痛でお悩みの方は試してみる価値はありますよ。